ワイヤ放電加工機で作ったひし形はめ込み動画を掲載しました


今度は、ワイヤ放電加工機でひし形を5つ作り、はめ込んでみました。

 

ひとつの鉄の塊から削り出したように見えるかもしれませんが、

こちらも5つのパーツを組み合わせてできています。それぞれ別々のブロックから、

ワイヤ放電加工機を使って精密に削り出しました。

サイズはすべて、組み合わせた時にピッタリとはまるように調整されており、

完成するとひし形の四角柱になります。

 

各パーツの間には、ミクロン(μ)単位のごくわずかな隙間があり、

その隙間がすべて均一になるよう設計されているため、重さの違いによって

大きいものから順に自然とスライドしてはまってきます。

 

その動きは非常にゆっくりで、通常の再生速度では動いていないように見えるかもしれません。

これはそれだけ隙間が小さく、高い精度で作られている証でもあります。

早送りで見ると、各パーツが順に滑らかにはまっていく様子がよりわかりやすくご覧いただけます。

 

今回は、空気の抜け方にもこだわり、より美しい動きになるよう凸凹の少ない台の上で撮影しました。