ワイヤ放電加工で作ったひし形はめ込み加工|精密加工動画

ワイヤ放電加工とは?

ワイヤ放電加工は、電気の火花を利用して金属を精密に切削する加工技術です。
工具で押さえずに加工するため、複雑な形状でも高精度に仕上げることができます。

 

ひし形はめ込み動画

今回は、ワイヤ放電加工機でひし形を5つ作り、はめ込んでみました。
以下の動画で、各パーツが順に滑らかにはまる様子をご覧いただけます。

 

 

 

精密なパーツと組み合わせの工夫

 

ひとつの鉄の塊から削り出したように見えるかもしれませんが、こちらもそれぞれ別々のブロックから削り出したパーツを組み合わせてできています。5つのパーツをワイヤ放電加工機を使って精密に削り出しました。

 

サイズはすべて、組み合わせた時にピッタリとはまるように調整されており、完成するとひし形の四角柱になります。

 

各パーツの間には、ミクロン(μ)単位のごくわずかな隙間があり、その隙間がすべて均一になるよう設計されているため、重さの違いによって大きいものから順に自然とスライドしてはまっていきます。

 

その動きは非常にゆっくりで、通常の再生速度では動いていないように見えるかもしれません。

これはそれだけ隙間が小さく、高い精度で作られている証でもあります。

早送りで見ると、各パーツが順に滑らかにはまっていく様子がよりわかりやすくご覧いただけます。

 

今回は、空気の抜け方にもこだわり、より美しい動きになるよう凸凹の少ない台の上に置いて撮影しました。

 

精密加工や試作のご依頼は、お気軽にお問い合わせください。